GIZMON Utulensレビュー|「写ルンです」のレンズ使ってるんです【作例あり】

だんだんと外に出るのが億劫な時期になってきました。防寒どうしよ。

以前、七工匠の7Artisans 18mm F6.3 IIを買ったことで薄型軽量のサードパーティー製レンズの魅力にハマってしまったきだは他の似たようなレンズを調べています。

で、今回はGIZMON Utulensを買ったので紹介したいと思います。実際にいくつか撮影して作例として載せていますので良ければ合わせて御覧ください。

Utulensについて

Utulensの特徴は何と言っても使用済みの「写ルンです」のレンズを再利用して作られていること。

「写ルンです」といえば富士フイルムの使い捨てカメラとして有名ですよね。木田も中学校(だったと思う)の修学旅行で持っていきましたねぇ。その頃はスマホはなかったしそもそも携帯電話を持っていませんでしたからね。

撮れる写真も写ルンですに近い雰囲気になるらしい。GIZMONの公式オンラインショップ「ギズモショップ」には次のように紹介されています。

「Utulens」を使うと、「写ルンです」の持つローファイでエモーショナルな描写を、各種ミラーレスカメラでも楽しむことができます。

ギズモショップ商品ページより引用

その他に作例としてレトロな雰囲気の写真が掲載されているので下記URLからアクセスして見てみてください。

ギズモショップ商品ページ:www.gizmoshop.jp/products/gizmon-utulens

Utulensは下記のマウントに対応したものが出ています。

焦点距離は32mmでフルサイズ換算48mmです(APS-Cの場合)。

絞りはF16固定。暗いレンズなのでシャッタースピードを遅くするなどの工夫が必要ですね。

重量は約46gとなっています。軽い!

外観を見ていきます。まずこれがレンズユニット。

これがマウントアダプター。こちら側にレンズユニットを取り付けます。

このネジ部分を緩めたり締めたりすることでピントを調節するのがこのレンズの特徴になっています。

で、こちら側をボディに取り付けます。

このレンズはレンズなしレリーズを許可しないとシャッターを切れないので忘れず設定しておきましょう。レンズなしレリーズについては関連記事も合わせて読んでいただければと思います。

4種類のスキンシールが付属しており、見た目をカスタマイズできます。

どれを付けるかはお好みですけど……まぁ今回はシール無しでいきましょう。

レンズをボディに取り付けます。が、これが思ったより硬い。他のサードパーティ製品レンズと比べても硬いです。

X-T4に取り付けると↓のようになります。

見ての通り相当コンパクトです。重量もほぼボディ単体の重さでコンデジを持っている感覚です。

何枚か撮ってみた

さて、上記のレンズを手に入れてやりたいことといえばやっぱりスナップ散歩でしょう。そんなわけで行ってきました。

ボディはX-T4、jpg撮って出しになります。

1/500 F16 ISO200

近所の軽自動車館。この日は青空だったんですがISO200だと暗かったのでこの後はISO感度を上げて撮影します。

1/500 F16 ISO800

すっかり色が変わった木の葉を撮りました。1枚1枚しっかりと描かれています。

1/125 F16 ISO400
1/125 F16 ISO400

このイチョウの葉のように明るい色でもギラついた感じではなく落ち着いた色になります。

シャッタースピード1/125・ISO400という設定ですが、青空を撮るときはこれより気持ち暗い設定がちょうどいいのかもしれない。

1/125 F16 ISO400
1/125 F16 ISO400
1/125 F16 ISO400
1/125 F16 ISO400
1/125 F16 ISO1000

おわりに

ということでGIZMON Utulensの紹介でした。

この手のレンズにありがちな周辺減光が予想以上に出なかったのは意外でした。

もっとオールドっぽい写りになるのかなと思っていましたが思いの外きれい。すごく軽いレンズなので、コンデジ感覚で散歩のお供に連れて行ってもいいですね。

まだピント調節の感覚がわかってないので、これから遊びながら確かめていければと思います

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